飛行機雲













「…振り向かないで。行って」





修の声、震えてる…







突然修は私の背中を軽く押した。









「……また明日な」






修のその言葉を聞いて、



瞳から涙がこぼれる前に、


私は走って教室をでた。











修がくれた道をまっすぐに。











9年間の想いを伝えに。









ただ、まっすぐに。

















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