バツ1子持ち、それでも先生が大好き!
それは高校へ入っても続けた。



「私いつになったら恋が出来るのかな。私って何でモテないんだろ。」



18になっても好きな人がいないと言ってた華。



俺がいるだろとアピールしても、華は俺の気持ちにまったく気付かない。



俺はどこかで安心してた。



華は絶対俺を必要としてくれる。



俺の気持ちを受け入れてくれると思い込んでいた。



華が好きになったのは担任の沢田だった。



彼は背も高く顔も良い大人の男だ。女子が騒ぐのも無理はない。



28で子持ちだぞ。



華の気持ちは本物のようだ。


沢田も真剣みたいだし、沢田の子供は華になつきママと呼んでるらしい。



華は自分がずっと寂しい思いをして来たから、沢田の子供に自分を重ねて同情しているんじゃないのか。



俺は不安なんだ。




このまま華が幸せになれるとは、思えない。






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