バツ1子持ち、それでも先生が大好き!
彩夏は素直で可愛いくて甘え上手。



啓太に腕を絡ませて甘えてるけど、私には絶対出来ない。



優しくされてもどう答えていいのか分からない。



でもかず君は別。



平気で何でも言えるし、自分からかず君に抱き付いたりも出来る。



かず君の優しさに自然と甘えられた。



私の中で初めて目覚めた好きという感情。



かず君とずっと一緒にいたいと思うし、一杯甘えたい。



抱き締めてキスしてほしい。



一人でそんな妄想しながら、夕食の買い物をした。



スーパーの中で、夕顔ちゃんが私を見つけて走ってきた。


「夕顔ちゃん、そんなに走ったら危ないよ。」



「だって、早く華ちゃんに会いたかったんだもん。」



嬉しい事言ってくれる、可愛い夕顔ちゃん。



夕顔ちゃんの後ろでかず君が笑っていた。



「夕顔ちゃん、夕食何がいい?」



「オムライスと唐揚げ。」


「了解、お弁当のおかずも買わないとね。でも明日明後日休みだね。」


「明日は、華ちゃんとお出掛けしたい。」




うん、そうしよう。




楽しくなりそうだ。







< 33 / 338 >

この作品をシェア

pagetop