お前しか見えてないから。*特別番外編*

花鈴は完全に私の反応を見て面白がってる。



だけど、急に変なこと言うもんだから、またナツくんのことを意識して恥ずかしくなってきた。



どうしよう…。そんな、覚悟とか……。


いきなりそんなこと言われても……。



「ふふふ、進展あったら私に一番に教えてよ?」



花鈴はそう告げると一足先に湯船からあがる。



私は今のやり取りのせいなのか、温泉のせいなのか、体中が熱くて、そのままのぼせてしまいそうだった。



どうしよう…。


まさか、ね…?



ナツくんがそんなこと考えてるわけないよね?


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