お前しか見えてないから。*特別番外編*

そして、私が一番欲しい言葉をくれるんだ。



「私もだよ…っ」



嬉しくなって、ナツくんの背中に手を回して思いきりぎゅっと抱きついたら、ナツくんもぎゅっと抱きしめ返してくれた。



幸せだなぁって思う。



本当に、大好き…。


ナツくんが彼氏で本当によかった。



こんな素敵な人、きっと、どこを探しても他にいないよ……。



.





そのあとまた二人で一緒の布団に入って横になった。



やっぱりすごく距離が近くてドキドキしちゃうけど…。



ナツくんは今度は「手を繋いで寝よう」って言ってくれた。



手を繋いだまま向かい合って目を合わせたら、自然と笑みがこぼれてくる。



「おやすみ」



「おやすみ」



大好きな人と一緒に眠りにつける幸せ。



ナツくん、大好きだよ……。



そんな思いを込めて、手をぎゅっと握りしめながらゆっくり目を閉じた。



.





.


< 39 / 45 >

この作品をシェア

pagetop