妄想オトメ






「ねぇ,環菜…?」



「─はい?」



今度はちょっと「は」を強調。



先輩がすごく優しい声で言うから,

ドキドキはもう,最高潮だった。



ギシッと音がして…

気付くと,先輩と向かい合ってた。



優しく私の肩をつかんで…

先輩の顔が近づく。



目で,<大丈夫?>って語りかける先輩に,

私は目をつぶって答えた。







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