この胸いっぱいの好きを、永遠に忘れないから。





ドキン……








ドキン……









日陰になった、コンクリートの廊下。



どこからか吹き込む風が涼しくて、心地よく思えた。









でも……センパイに触れた体は、どんどん熱を増すようで……。










ドキン……









ドキン……









センパイ……








センパイ_____……。














外のみんなの声を遠くに、私はセンパイに身をゆだね、目を閉じた____。










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