この胸いっぱいの好きを、永遠に忘れないから。
「……センパイ……」
胸がかき乱されるような、カンカク……。
足の先から震えが走る。
「……」
見たことなかった
どんな人なのか……
あの人が、センパイの元カノだということが
すぐに、わかった。
センパイ……
どうして……
震える手をギュッと握りしめた。
こんな感覚、生まれて初めてだった。
息が出来なくなりそうな苦しさが、どんどん襲う。
涙はあふれて……。