先生と私
タッタッタッタッタ…

怜奈「はぁ…はぁ…。」
息が切れたてしまった。
涙が出てくる。胸が苦しい。

私のことどう思ってるの?
私なんか…これっぽっちも気にしてないの?
ねぇ…先生…。
怜奈「…好き…。大好き…。」
怜奈「ッッッ…。ふっ…ヒック…」
北校舎の階段で私の声にならない鳴き声は、音楽室の歌声でかき消された。
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