幼馴染みと甲子園
悠「あれ、樹」


樹「ウゲッ」


悠「そんなあからさまな態度取られ続けられるのうざいんだけど」


樹「素直って罪だと思いません?」←





悠「部活は?」

樹「なんかグラウンド点検で休みだって」



悠「久々だね!帰るの」


樹「…なぁ」

悠「ん?」

樹「お前彼氏いんのか?」


悠「…あー。いるよ」

他人ごとのように言ってのけた悠里









樹「俺そんな話知らねぇんだけど」



悠「?言ってないからね」




樹「幼なじみにぐらい教えてくれてもいいんじゃねぇの?」


悠「…なにそれ」



樹「一番近くにいるはずの俺がお前に関する噂話すらも知らねぇなんて恥ずかしいだろうが!」


悠「っなにそれ」




悠里は足を止めた



樹も合わせて止まる


2人は静かに向かい合った




悠「私のこと知りたいなら教えてあげる
でもあんたまでわたしの噂にご関心とは思わなかった!!」



樹「い、いや俺はそんなつもりじゃ、!」


悠「……もういい」




悠里は樹に背を向け走っていった
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