君の隣に
好きになる

出会い


ぱっちりした2重、くりくりの目、少しつり目でよく外国人に声をかけられる。

私は杉田えりな。
中学一年生。
もちろん純日本人だよ。

「まま、なんで起こしてくれなかったの!」

いつもこの一言で私の一日は始まる。

朝ごはんは食べないで学校へ行く。

これが結構大変…。

ガラガラ…
「おはよ!」

「えりなおはよう、安定のギリギリだね」

「お前早く起きろよ」

「えりなやばいな」

この3人の中で一番の女友達の田中ともみ。
ボーイッシュで低身長の女の子。
吹奏楽部。

早く起きろと言ったのが大野裕樹(ひろき)
ともみの好きな人で高身長な頭の良い男の子。
サッカー部。

最後は私の中学で一番最初にはなした佐藤涼太(りょうた)
身長は少し高いくらい。普通の男の子。
私より何故か私を知っている不思議な男の子。
バスケットボール部

「だって起きれないんだもん」

私は小さい頃から朝起きれないひとだった。
3人がこの一言で笑う。

「ちょっと、なんなの。」

何が面白いのかな。

私の前の席が裕樹で後ろがともみ、となりが涼太でいつも4人でいることが多かった。


お昼も移動教室も全部一緒でこの4人でいるのが1番だと思っていた。

あの時までは…

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