私に恋してくれますか?
2人きりになると、

「ピーコ。会いたかった。」とトオルくんはそっとくちづけをする。

「これで、晴れて婚約者ですね。」と私が言うと、

「もう、結婚しよう。離れるの嫌だし。」とトオルくんは私の身体をキツく抱きしめる。

「トオルさんのご両親に挨拶してから。」とトオルくんを見上げて笑うと、

「めんどくせー。
とりあえず、ピーコの部屋で一緒に暮らそうぜ。
ばーちゃんの家、外はそのままにして、中を改装してるんだ。
俺の選んだ家具が置けるようにして、
キッチンや、浴室はピーコが好きなやつをこれから入れよう。」と笑った。

私は嬉しくて頷く。

「トオルー!とりあえず、着替えろー。」と兄が呼んでいる。

これから、姉とヒロミさんの結婚披露パーティーだ。

ジーンズじゃダメでしょ。

私達は手を取り合って自宅に歩き出した。
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