乙女野獣と毒舌天使(おまけ完結)
「ちゃんと答えてくれ。」
両肩を掴まれ、懇願されるように言われるが、杏樹は雅輝と視線を合わさないように、瞳を逸らした。雅輝は、掴んでいた手を離し背中をむける。
「…もういい。…俺は。俺は、結城あやめと結婚する。」
「えっ!!結婚!?」
投げやりにいい放つ雅輝の言葉に、敏感に反応し、とっさに杏樹は腕にしがみついた。すがり付く。両手でしっかりと雅輝の腕を放さないように。
「どういうことなの?結婚なんて!!」
「そういうことだ。」
「なんで?結婚なんて…結城さんのことは好きじゃないって…」
「……これから、好きになるんだよ。」
杏樹の手を振り払い、力なく呟き、部屋を出ていこうとする。背中を向けられ、歩こうとする雅輝に杏樹は抱き締めて放さないようにする。いきなり結婚すると聞いて、頭の中が真っ白になるのに、今、部屋を出ていかせたらいけないと、第六感が騒いでいる。
「待ってよ、あと少しだけ、待ってよ。ちゃんと話すから!!だから、結婚なんてしないでよ。」
「離してくれ。」
「離さない!あと、少しで話せるの、だから!!」
「だったら、なんで今、言えないんだよ。今、知りたいんだ。」
二人で押し問答になる。しっかりと抱きついて離れない杏樹を見る目は、切なげだ。
雅輝は、自分の手を抱き締めて離れない杏樹が、部屋着のまま体全体で雅輝を引き留めているのに気が付き、腕に杏樹の胸が押し付けられるのがわかる。
ーゴクリーと、唾をのみこむ。
胸元が開いた部屋着をきているため、雅輝がチラリと見おろせば谷間が見える。
雅輝は、杏樹の手を掴み、近くのベットに二人で倒れ込んだ。杏樹は、雅輝に押し倒され、ベットの上に組みしだかれ、手を万歳する形で、拘束された。
「……誘ってんの…。」
「…ちょっ……ちょっと…。」
「最後に、思い出、ちょうだいよ。」
「さいっご…っ!!んーー。」
言葉を言い終える前に唇を塞がれた。
初めのうちは、抵抗していた杏樹も、雅輝しか知らない体は、もう、受け入れる準備をしだし、さらには、口付けで思考回路もぐちゃぐちゃになってしまい、瞳を閉じた。
その瞳から一筋の涙が流れた。
(……最後なんだ。)
雅輝の"最後の思い出"と言う言葉を、どこかですんなり納得してしまう自分に、物わかりが良すぎて呆れてしまう。
(私が本当こと、言えないからだ。)
そう思いながら、今までに無いくらい、乱暴で噛みつくようなキスに応じる。
両肩を掴まれ、懇願されるように言われるが、杏樹は雅輝と視線を合わさないように、瞳を逸らした。雅輝は、掴んでいた手を離し背中をむける。
「…もういい。…俺は。俺は、結城あやめと結婚する。」
「えっ!!結婚!?」
投げやりにいい放つ雅輝の言葉に、敏感に反応し、とっさに杏樹は腕にしがみついた。すがり付く。両手でしっかりと雅輝の腕を放さないように。
「どういうことなの?結婚なんて!!」
「そういうことだ。」
「なんで?結婚なんて…結城さんのことは好きじゃないって…」
「……これから、好きになるんだよ。」
杏樹の手を振り払い、力なく呟き、部屋を出ていこうとする。背中を向けられ、歩こうとする雅輝に杏樹は抱き締めて放さないようにする。いきなり結婚すると聞いて、頭の中が真っ白になるのに、今、部屋を出ていかせたらいけないと、第六感が騒いでいる。
「待ってよ、あと少しだけ、待ってよ。ちゃんと話すから!!だから、結婚なんてしないでよ。」
「離してくれ。」
「離さない!あと、少しで話せるの、だから!!」
「だったら、なんで今、言えないんだよ。今、知りたいんだ。」
二人で押し問答になる。しっかりと抱きついて離れない杏樹を見る目は、切なげだ。
雅輝は、自分の手を抱き締めて離れない杏樹が、部屋着のまま体全体で雅輝を引き留めているのに気が付き、腕に杏樹の胸が押し付けられるのがわかる。
ーゴクリーと、唾をのみこむ。
胸元が開いた部屋着をきているため、雅輝がチラリと見おろせば谷間が見える。
雅輝は、杏樹の手を掴み、近くのベットに二人で倒れ込んだ。杏樹は、雅輝に押し倒され、ベットの上に組みしだかれ、手を万歳する形で、拘束された。
「……誘ってんの…。」
「…ちょっ……ちょっと…。」
「最後に、思い出、ちょうだいよ。」
「さいっご…っ!!んーー。」
言葉を言い終える前に唇を塞がれた。
初めのうちは、抵抗していた杏樹も、雅輝しか知らない体は、もう、受け入れる準備をしだし、さらには、口付けで思考回路もぐちゃぐちゃになってしまい、瞳を閉じた。
その瞳から一筋の涙が流れた。
(……最後なんだ。)
雅輝の"最後の思い出"と言う言葉を、どこかですんなり納得してしまう自分に、物わかりが良すぎて呆れてしまう。
(私が本当こと、言えないからだ。)
そう思いながら、今までに無いくらい、乱暴で噛みつくようなキスに応じる。