彼女の彼氏が決まるまで
「たまたま中学の時の同級生で、女子のボーカルが必要とかで・・・。」
「メチャクチャうまいじゃん。俺、あのバンドの大ファンで夏祭り行ったら本居がいて驚いたよ!」
「え!何々、本居さんと何話してたの?」
渉と仲のいいクラスの女子、田中 亜美(タナカ アミ)も話しかけてきた。
「本居めちゃくちゃ歌うまいんだよ‼俺の大好きなバンドのボーカルやってんだ‼」
「え‼そうなの?なら主役決まりじゃん!今回の劇、ミュージカルっぽくしたいって言ってたし‼すぐ塚原先生に言わないと‼」
「そうだな!善は急げだ‼文化祭であの歌が聴けるなんて最高なもんはない。」