うっせえよ!
憎たらしいほどいい身体。





「というわけだ。」



どういうわけだ!



どうしてこうなった。私がちょっと原稿が書けないくらいで、一度の連載会議に原稿を回せないだけで、花の名社にとっては死活問題なのか?



そんなに私って重宝されていたのか? ならもっと敬えよ! ツンデレか、この会社は!



まあ、ありがたいことでもある。誰かに必要とされることは、自分自身の存在意義を認められたことにもなる。



そこは純粋に感謝している。



ただし! その代償が大きすぎる。



人ん家のソファーで寝っ転がってテレビを観ながら尻を掻いている男と同居するのが条件で、おまけにその干物男との生活を夫婦生活に見立てて小説を書く?



なんだこれ。苦行か? 1000日修行か?




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