あかすぎる、恋に。
遼真が私の手首をつかみ、グイッと
2人の方へ進んでいく。


何故だか遼真の顔が赤かった。

・・・・・・・・・・・熱かな?

そう思ってもう一度ジィィっと見てみるが
もう赤くはなかった。

気のせいかな?


でも遼真は私が遼真の顔を食い入るように
見ているのを気が付いたのか、こっちの方を
見て眉をひそめる。



「・・・・・・んだよ、何かついてるか?」


「ううん、赤かったから熱でも
あるのかなーって。」


率直に言うと何故だかまた赤くなる遼真。
目も泳いでるよ?



「やっぱ、どこか悪いんじゃない?」


そう言って顔を近づけると・・・・
「~・・・もういいからっ!早く
いくぞ!!!」


そう言ったっきりズンズンと一人で先に
行ってしまう。

何か私怒らせたかな?

でも先に行ってしまった遼真を追いかける
ことは今の私には体力がなく、仕方なく
ため息をついた。








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