ange~天使が恋した王子様~
カチャ
洗面所から出るとベッドに座った棗が足をぶらぶらさせていた。
「目、覚めた?」
「うん」
「よし、行こ‼︎」
私は用意を急いでして棗と一緒に外に出た。
「あ、きた」
「おはよう、杏ちゃん」
「あ、おはよー葉くん」
「相変わらずおせーな」
「うるさい、ソウくん」
ニヤニヤと言うソウくんに言った。
「はいはい、さっさと行くよー」
私は行き先を知らずそのまま連れて行かれた。