狂い咲き
もっと激しく、もっと強く、と彼に縋るとそれに応えてくれる



私を見下ろす視線は獣そのもの



私は彼に心も身体も喰われた



彼に手を引かれてここにやってきたあの日



私はまだ本当の彼を知らなかった



今なら分かる



彼は壊れていた、私も壊れたんだ



何度目がわからない絶頂を迎えるとともに私の意識は薄れていった









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