私のいとおしい残念な男達
彼らの話はとても興味がもてた

とにかく事務でもいいから出来るだけ大手の会社へと、運良く入社できたここで、最上階での仕事をこなしている二人

国内の流行の最先端の市場を相手にしている仕事上の話
お互いのプライベートにはほぼ触れず、初めはあくまでも会社の同僚としての飲み友達だった





「えーと…………こっちが経理部の糸井弥生さんで、もう一人が………」


「同じく経理部の白川早織ですぅ」


「……経理部? 七瀬さんと同じ部署じゃないんだ? じゃあ君たちも同期?」


「いいえぇ~、一つ下でぇす」


目の前にいる二人のターゲットに、自分可愛さをアピールする糸井さん


「………………」


最近食堂で突然話し掛けられ、私とお友達になりたいと自己紹介してきた彼女たち

そして、いつものように黒木たちと3人で飲んでいたら、
偶然声を掛けられ「御一緒していいですか?」と、お願いされた


「七瀬さんにはいつもお世話になってますぅ」


いつもお世話になってます………?

会ったのも話したのも今日で2回目なんだけどねぇ………



ははっ、と微妙に引き吊った頬を笑いで誤魔化した


食堂で、どっちかと付き合ってるのかと聞かれ、ただの飲み友達だと否定すると

あくまでも偶然を装って現れるから、その時は紹介してくれと頼まれた


あれって本当だったんだぁ………いきなり現れるからびっくりした

訳が分からず返事をしてしまった手前、言われた通り紹介したが、まさかそのまま居座るとは………



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