ただ、好きなだけだった。


私がこの時、百合にしっかり聞いとけばよかった..。



そうすれば、私も母さんも...みんな…これ以上苦しむ事はなかったのに…。



この時真実を知っとけばよかったよ……。


………

〜〜〜〜〜〜〜



「ただいまー☆」



百合が帰って来た。



ちょっと嫌な会話だったから助かった。



「百合おかえりー」

「お母さんおかえりー」




「遅くなってごめんねー!!美波亭で奈美ちゃんのお母さんと会って、ちょっと立ち話しちゃった☆」



「まじ!?奈美おった?」


「いなかったよー」


「そーなんだ」



「てかお腹へったでしょ!!お好み焼き食べよっか♪」



「「食べるーっ☆」」




ただ、お昼を食べようとしてるだけなのに……


それだけなのに楽しいよ…

こんな楽しい時間久々。






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