俺様上司に、永遠の愛を誓え

「……。大丈夫……? 恵利……私も、手伝うから……」

「でも、まゆ……部長が……」

恵利が、泣きそうな顔で私を見る。


「いい……もう、あんな人……」

と、目をそらす。

「けど、まゆ……」

「いいから……気にしないで、いっしょにやろう?」


「ありがとう……だけど、本当に、いいの? 部長のこと……」

「うん…」と、だけうなづく。


恵利からデータを受け取って打ち込みながら、もう部長の方を見たいとも思わなかった……。



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