俺様上司に、永遠の愛を誓え

3


「まゆが、結婚かーそれも、あの新藤部長と」

結婚式の当日、控え室でメイクをしてもらっている私のところへ恵利が来て、

「……良かったね、まゆ」

と、言葉をかけてくれた。


「うん…ありがとう…」

「……部長は? 花嫁、見にこないの…?」

「うん…まだ、着替えたりしてるんじゃないかな…」

言って、扉の方に目をやると、

「もう、用意はできたのか?」

と、部長が入ってきた。



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