俺様上司に、永遠の愛を誓え

「それでいいと、こないだも言っただろ…」


「そうだけど……それじゃ、やっぱり嫌で…」


「なんでだよ…まゆ」


部長が椅子に座っている私の前に屈んで、


「いいから…泣くな、ほら…」

と、涙のあとに唇で触れた。


「……私にしか、こんな顔を見せない部長は、ずるいです……」


「ずるくないだろ…? …ん」


涙のあとを辿った唇が、唇に重なった。


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