俺様上司に、永遠の愛を誓え

「部長…?」

「圭吾…だろ」


腕の中にぎゅっと抱き締められる。


「本当の俺の中身なんかを知っているのは、おまえだけでいい…」


「圭吾……」


名前を呼んで、顔を見上げた。


「……おまえだけが、特別なんだよ…。他の誰にも、こんな俺が見せられるか…」


慈しむような眼差しで見つめられて、


「……キス、させろよ…まゆ」


顎に指が添えられて、仰のいた顔に口づけが降りた。

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