俺様上司に、永遠の愛を誓え

「離せって言われて、簡単に離すと思うのかよ…」


よけいに強い力で、ガッと腕がつかまれて、

「……甘いよな、あんた…」

と、顔を近づけられた。


「イヤです…離してっ…!」


顔をそむけて、腕を振り払おうとしたけど、びくともしなくて、


「……見くびるなよ、男の力を…」


と、口の端で笑われた。






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