俺様上司に、永遠の愛を誓え

「……何度も、言わせるな、本当だから…。

……だから、俺の帰りを、待ってろよ…まゆ」


「うん、待ってる…! 待ってるから、早く帰ってきて…圭吾」

「ああ、なるべく早く…な」


言ったあとに、


「本当は、すぐにでも帰ってやりたいが……」


そう続けて、


「もう少しだけ、おまえを焦らしてやるから……、

帰るまでに、もっと俺を、好きになってろ……」


通話口から届く甘い言葉に、言われた耳が、熱くなるのを感じた……。


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