少女マンガ的社内恋愛
小声で呼びかけても常務は「んっ……」と言って身動(みじろ)ぎするだけで、起きる気配が無い。


出来る事ならいつまでも寝かせてあげたいけれど、生憎今日は平日……普通に会社はあるのだ。


「常務、準備しなくて大丈夫なんですか?」


もう一度起こしてみたが、やっぱり起きない。


仕方がないので先に起きて朝ご飯でも作ろっかな…と考えながら、寝顔を見つめていた。


いつ見てもキレイな寝顔だな………私、昨日はこの人に愛されたんだよね。


程よく筋肉が付いた体に、甘い眼差し。今思い出しても足の爪先まで熱くなる。


「フフッ…柔らかい」
< 372 / 383 >

この作品をシェア

pagetop