少女マンガ的社内恋愛
なんであの場にいたのかとか色々聞きたい事はあったけど、1番気になった“もしかしてさっき助けてくれたのか”という疑問。


その疑問を投げかける前に常務はキッと鋭い眼差しで私を睨みつけた。


「そのガードが緩い所も昔と変わってねぇな。あそこにいたのはたまたまだ。あれ位自分でスルー出来る力つけなきゃ、次はほっとくからな」


抑揚無く淡々と呟く姿は、幽霊や妖怪すら太刀打ち出来ない程恐ろしい。


「やっぱり悪魔だ…この人色んな意味で人じゃない……」


恐怖の迫力にさっきまでの自信が木っ端微塵に砕けた散った音が、耳元で響いた気がした。
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