生者は死者に囚われる
なんとなく憂鬱な日々

それなりに笑って
それなりに悲しんだりして

ごく普通だった日常

父と母
昔は凄く喧嘩をしていた
今も何が地雷か分からない事もある
父は母を蹴る

それは昔僕もよくされたことだ
家畜と変わらない
いや、もし犬を飼っていたとして、
主人に懐く犬を彼が蹴っ飛ばしたりした
だろうか

人であり、妻であり子供、愛し慈しむと誓った言葉を忘れているのか
そもそも単なる台詞だったのか

人の約束など
ほんの些細な一瞬の「  」
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