イケメン 一家に囲まれて
本心

ガラガラ…。

「……ん…眩しい…」

騒がしい音と眩しい光で目が覚めた。

私はベットの上で点滴を打たれていた。

個室らしくベットは1個テレビと冷蔵庫お決まりのものが並んでいる。


外は明るく、窓を見れば車が走っている。

ガラガラ…。

窓を眺めているとナースの女性が入って来た。


「せ、先生!目が覚めました!」

ドタバタと駆けて出ていったナースは先生を連れてまた入ってきた。

先生は慌てふためくナースを落ち着かせ診察を始めた。


「うん、健康状態も良さそうだしこのまま元気に回復したら退院しても大丈夫だよ」


私は、あの後意識を失い病院に運ばれた。

意識不明の理由は、ストレスと貧血などで体に負担がかかって安心した私は意識を失ってしまったということらしい。


暫くは暗闇や窓のない空間通信機器がない生活は不安からくるストレスになるかもしれないと説明された。


監禁された人は良くなるらしい。

「君の保護者には連絡しておいたから」




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