まじめっ娘とイケメンくんの恋


「改造なんてしなくてもいいですよ
あたしこのままでも不自由してませんから」


あたしの発言に二人が大笑い。


「そんなに笑うこと?」


「不自由何て言うから!」


ふて腐れた言い方が二人にはウケたようだ。


「絶対別世界になると思うよ」


「外見が変わったとしても
中身は変わらないから」


「綾子って超めんどくさいタイプの
屁理屈女なのね」


屁理屈女・・・。


ずっとまじめに生きてきた
道を外れると警察官の父親に
またまじめなレールに乗せられる
あたしの進むべき道は
果てしなく真っ直ぐそれない道
それが当たり前の世界だと思ってる。


だから朝起きて大学に通ってバイトをして
夜が来たらまた寝て朝が来る
毎日その繰り返し
今までだってそうしてきた。



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