体重の無い彼女と僕との関係とは、
「聖学のカレシなんてアタシらに内緒で作っちゃってさ、なんなの?あたし、カワイイでしょ、聖学のイケメンカレシだぅて居るのよってひとりで優越感にひたってたんだ??なにそれ?許せない。…………カナミ、私のお気入りだったのにね!!!!」
プライドを汚されたアイカは冷たく言い放つ。その言葉は矢のように私のココロに突き刺さる。

アイカは自分が1番ではないと気が済まないタイプだ。1番目立ち、1番愛され、1番美しく、1番地位がないとだめなのだ。
それに最近大好きな地元のバンドのボーカルと付き合っていたが、ボーカルの人に読モの彼女ができて、振られたばっかりだったのも引き金になったのかもしれない。

その結果


親友。その言葉のメッキが剥がれ、お気に入り、という言葉が姿を表した。
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