変わらない世界
家に帰った私は机の中からカッターを取り出した。

カチカチと音を立てて
カッターの刃は剥き出しになる。
それをまた、腕に押し当てる。
学校でつけた傷にまた、重ねるようにして傷痕を残す。

それにしても、この傷痕をどうやって隠そうか…

私は腕をさすりながら
考えた。
下手に隠して変に思われたくはない。
(気付かれないように過ごそう…)

私はセーラー服の裾のボタンを留めた。
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