女子高生が白狐の許嫁!?
「・・・え、いいんですか?


綾乃坂って人にバレたら貴方が・・・」


「・・・大丈夫だ。余計な心配するな。


・・・っと。どうだ?だいぶ楽になったろ。


明日、奴らは絶対にお前を助けにくる。

それでお前は解放される。それだけだ。」

「・・・・・・それって」


「・・・お前は、ここにいるべきじゃない。」

身動きが取れるようになった音春を見ながら

少し笑って、彼はそう言った。

「・・・ありがとうございます。


・・・貴方のお名前は?」



「・・・握り飯でも食うか?腹減ってるだろ。」

音春の質問を無視し、持っていたおにぎりを渡す。
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