女子高生が白狐の許嫁!?
雀のさえずりで目を覚ます音春。

大きなあくびをして、

すやすや眠る李叶の頬におはようのキスをして

台所へと向かう。

台所ではカオルさんが

ものすごい勢いで朝ごはんを用意している。

音春に全く気づかないカオルさんは

作業をもくもくと進める。

何も出来ずに戸惑っている

音春の目の前で流し台からあるものが見える。

明らかに人間の足ではないなにか・・・

動物の足のような・・・

すると全身を見せたカオルさんの体に音春は驚いた。

上半身はいつもの人間のカオルさん。

下半身はお尻に尻尾がついており、

足はぴょんぴょんと飛ぶうさぎの足。

頭には白のうさぎのピンとした耳。

驚きで後ずさりした音春は

小さな皿を机から落とし、割ってしまった。

その音に気づいたカオルさんは慌てて振り向く。



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