明日を想う ~アスオモイ~

キーンコーンカーンコーン

もう、下校か。

結局、読み終わらなかった。

それにあの鍵も使わず過ごした。

私に話しかけて来る人は朝のあれ以来

誰もいない。

やっぱり、空気みたいな存在だった。
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