サプライズ★フィナーレ✿修正中✿
 入浴後は、再びテラスに出て四人で乾杯。でも思ってたより冷え込んできてすぐに撤収。暖かなリビングにあるコの字のエレガントで大きなソファーの真ん中に、まず翼が腰掛けた。

 次に私がその右端にうずくまり、まったり幸せ感じるの。

 ソファーは、お母さんのお気に入りだった暖炉に向けて配置され、寒い冬には暖かい火を囲む幸せな団らんの場である。

「ちょっと愛梨っ。まだ半分も飲んでないじゃん」

 翼は、いつの間にかもうビール三本目で驚く。

「愛梨は、久々だからゆっくりのがいいよ。翼はペース上げすぎ。絡み酒は嫌だからね」

 私達の左のソファー下で、胡座かいて座る翔輝君は、赤貝をおつまみにしながら翼に忠告。

「だって久々だよ。寂しかったんだから~愛梨っお帰り~」

 翼は、腕を伸ばして私の頬に乾杯した。

「もうでき上がってんじゃね? 翔輝しっかり処理しろよ。大人しく寝させろよ」

 翔の呆れた声に私も黙って頷いてみせた。
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