サプライズ★フィナーレ
「こら、巷の若いギャルの憧れの人気モデル翼様に、『処理』とは失礼な奴だな。本当は、御主が一番寂しかったじゃろうに。マジマジマジ素直じゃないの~」


翔は、一人高笑い始める翼を、右斜め前から更なる呆れ眼で見ながら、翔輝君がオシャレに盛り付けてくれた生ハムとチーズを頬張り、一本目のビールをグイッと飲み干した。

そして長いソファーにゴロンと長い足を投げ出して寝転ぶから、私の肘掛けにまで出てくる。

……そろそろ私も寝転びたいのに。

その足をパン! と叩いてやるけれど、知らん顔して伸びしてるから、仕返しにギューッと足裏を押してやる。


「イッテー!」


反射的に大声を上げてうずくまり、足裏押さえてる姿見て、心の中でガッツポーズ!

しばしスッキリ爽快感を味わっていると、ギロリ!!

八つ裂きにされそうな目に、私は震え上がってしまった。
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