サプライズ★フィナーレ✿修正中✿
 まさにヘビに睨まれたカエルのように、俯いて小さくなっている私。

 どうしよう? 早く逃げたい。……でもここは素直に謝らないと。でも怖くて顔上げられない……でも言わなきゃ。

「ごめんなさい」

 私は、膝の上で手のひら握り締め、俯きながらはっきりと謝ってみせた。

 でも無言のまま微動だにもしない翔に、私は覚悟を決め顔を上げると……案の定、無表情で仁王立ちのまま私を見下ろしていた。

「ふ~ん、白馬の王子様ね。……お前、翔輝のことをずっと待ってたのか? 翔輝の為に大事にだ~いじに処女守ってんのかよ」

「何バカなこと言ってるの? そういう意味じゃないし」

 もう、何勘違いしてるの? そんなに睨まないでよ、違うのに。
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