サプライズ★フィナーレ✿修正中✿
 初めてのkissから十年も経つのに、こんなにもkissが心地いいなんて知らなかった。それにいつも受け身の上、数年ぶりのkissにどう応えたらいいのかわからないなんて、心の中で失笑してしまう。そんな自分に呆れると同時に、フラれて当然と改めて思った。

 そんなこと考えていると、フッと唇が軽くなりすぐに目を開くと、ゆっくりと翔のアップが遠退いていく。

 唇を僅かに開き、ゆっくりと伏し目がちの美しすぎる二重瞼は消え、私を見つめる表情があまりにも美しく色っぽい。

 私は夢見心地で息を潜め見つめ続けた。

 そんな私を、翔も男の色気を醸し出したまま、真っ直ぐに見つめ返す。
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