サプライズ★フィナーレ✿修正中✿
「親父から聞いたんじゃねーの?」

「何を? さっきの話? それは、翔のこと好きか? 好きなら好きでいいって。それだけ」

「マジかよ……まあいいや。いいか? よく聞け。俺らに血の繋がりはない。マジからかってもない。信じらんねーなら今すぐ親父に聞いてこい」

 本日、二度目のフリーズ。

 翔は、大真面目な顔で黙って私を見つめるが、私としてはもういい加減にして状態。

 信じられない、信じられない、信じられない! いったい何が本当で何が嘘? それとも全部嘘で究極の冗談で済ませる気?

「あ、忘れてた。これなら信用できるだろ。何なら婚姻届出すついでに、もう一度戸籍謄本もらって再確認するか?」

 そう言いながらジーンズの後ろポケットから、しわくちゃになりながらもキレイに折り畳んだ紙を一枚取り出し、私の目の前に突き付けた。

 それは戸籍謄本で、確かに私と翔が義兄妹であると記載されていた。
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