サプライズ★フィナーレ✿修正中✿
 あの後、翔はカフェに戻って来なかった。

 LINEの返事も"心配するな"だけ。

 何だろう、この胸騒ぎ……。翔をオトすまで諦めない気? でも彼女の周りになら、翔に劣らず素敵な人たくさんいるし、いくらでもモノにできるだろうに。……なぜ翔に固執するの? ……まさかイタリアで何かあったの?

 ついネガティブなことを想像しながら、一人で事務所のソファーで横になりヘタレていると、ドアからノック音が響いてきた。

 翔!?

 私は、期待しながら体を起こし一呼吸してから返事をした。

「残念、俺だよ」

 翔輝君は、クスクス笑いしながらドアを開けて部屋に入ると、向かい側のソファーに座り、きっとアトリエへの差し入れであろうブルーベリータルトを、テーブルに置いてくれた。

「いつもありがとう」

「どういたしまして。翼には内緒ね。今ダイエット中だから。愛梨は、太らない体質でいいよね。しかもメリハリボディでスタイル抜群。翼が、いつも羨ましがってるし、俺も女なら愛梨のナイスボディになりたいよ。……翼に内緒ね。実は、翔の奴が愛梨連れ回してる時の超誇らしげな顔見ると、なぜか悔しくなるんだよね」

 翔の場合は、モデルとしてどうこうより、私的感情優先に違いない。痩せろなんて言われたことないし。
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