サプライズ★フィナーレ
「しかしこの俺が、プロポーズしてから二十三年後にやっと手に入れられるとは、エリはマジ人類史上最高の女。……覚悟しな。これから生涯に渡って俺の長年のエリへの想い、嫌っていうほど教えてやる」


「翔こそ人類史上最強の俺様。結婚式は、絶対的に女が主導権握るものなのに……。しかも昨日の今日なんて、有言実行にも程がある。先が、思いやられるわ……って、今更ね」


甦る……
幼き二人の純真無垢な約束。

今こうして叶えられた運命に、心から感謝せずにいられない。


「ここが、凌ん家で良かったわ。おかげで俺ら超睡眠不足。……諦めな。そういう男に惚れた、お前の負け」


「世界一の勝ち組よ。……世界一素敵な人の花嫁になれたんだから。……翔、ありがとう。私をお嫁さんにしてくれて……妻として櫻木愛梨にしてくれて。……愛してる。これからもずっと」


「……俺の方が、もっと愛してる。……ムカつくらいに」


翔の幸せ咲き誇る微笑みは、二人の頭上に白い羽が舞い上り、天使の祝福を受けたように感じられるほど、無上のものだった。

そして無数のダイヤモンドにも負けない煌めき溢れる愛が、もう一度唇へと贈り届けられた。
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