恋とギターとショートケーキ



先輩たちが部活動に励む声を聞きながら、まだ部活を決めかねているわたしは教室へ入った。
B組の教室はすでにそこそこ賑わっていて、みんなできたばかりの友達と世間話に花を咲かせている。

わたしは窓側から3列め、後ろから2列めの席に向かうと、お行儀よくプリーツスカートを手でおさえながら座った。
鞄から出したハンカチで汗を軽く拭いていると、ひょこっと可愛らしい子がわたしの前にやってきた。
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