電車の中で
「だあああああああああ!やばああああ。」
「瑠莉!大丈夫かああ?」
「あたし、0点かも・・・・。」
「あっは!それはないだろ!とりあえずなんか書いたか?」
「うん、とりあえず解答欄は埋めた。」
「うん!ならとりあえず大丈夫だ。」
そういうと、劉生は瑠莉の髪をクシャッと撫でた。
「そうかなあ?でも、劉生がそういってくれると少し安心だー!ありがとう!劉生ってやっぱ優しいね!!」
瑠莉は、劉生の目を見て、ものすごく可愛い笑顔を見せた。
その瞬間劉生は、耳まで真っ赤になっていた。
しかし、瑠莉はそのことにまったく気づいていなかった。
2人は、このときから好き合っていたのだった。
―――このときまでは・・・・
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