ストーカー気質からの脱却を試みる
そのよん、自分が変。

悪夢に魘される




朝起きると大量に表示されている非通知着信の文字。
寒くもないのに鳥肌が立つのがわかった。

SNSでは知らないアカウントからたまに送られてくる一言がちょっと不気味。

《元気?》
《毎日しんどい》
《なんでこうなったのかな》
《仕事頑張ってね》

少しわたしを気遣うような、攻撃的内容ではなかった。
怖いけど、送り元のSNSのページを開いてみる。
プロフィールなし、写真もなし、ただブログらしきもののリンクだけ貼ってある。
何度か開いてみようと思ったけど、"パスワードを入力してください"と表示されて諦めた。

だけど、その日はなんとなく浮かんだ数字を入れてみたら、開いた。わたしたちがお付き合いを始めた日付の4桁。


< 15 / 29 >

この作品をシェア

pagetop