龍瞳ーその瞳に映るもの
「え、家?」

初詣のはずがついたのはアズの家。

「初詣は?」

「初日の出見るんだよ」

何もかもおかしなことばかりだけど
それは100歩譲って置いといてもアズんちから初日の出は見れないじゃん。

だけどそんな事はおかまいなしで
指紋認証に暗証番号を手際よくいれて
中に入っていくアズ。

続いて入らなきゃセキュリティに
締め出されるから慌てて後に続いた。

軋む階段を小気味良く上がる長いアプローチを羨ましく思いながら遅れをとらないように駆け上がる。

いつもなら5階のフロアで終わるのに
アズはそのまま階段を上っていく。
上った事がないその階段の前には
いらなくった粗ゴミが置かれていて
アズがそれを足で隅にやった先には
埃が積もった階段が続く。
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