龍瞳ーその瞳に映るもの
「お前一体何者なんだよ。
俺に手出したらどうなるかわかってんのか?痛い目に合いたくなかったらさっさと消えろ」

バウンドした弾みで腰を打ったイクヤが
痛そうに腰をさすりながら息巻く。

「お前ごときにとやかく言われる筋合いはねーんだよ、それにな美緒だってもう
俺から離れらんねようになってんだ」

今度はバカみたいな事を息巻きだした。

「そうやって自分の私利私欲の為に
薬漬けにしてきたんだな」

「お前もそうなりたくなかったら消えろ」

また頭痛と吐き気に襲われる。
気持ち悪すぎて頭が朦朧とする。
あぁ、ダメだ早くサプリメントを飲まなきゃ。せっかく梓に会えたのにこんなんじゃダメだ。

「梓そのサプリ頂戴」

二人か何か言っているけれど耳に入らない、耳鳴りもしてきた。

梓が持っているサプリメントめがけて
フラフラ歩き出す。


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