龍瞳ーその瞳に映るもの
そこはやっぱり神でわかったフリは
お見通しのようで…

「これだけは守れ」
といわゆるルールを説明された。

しばらくは外に一人で出るな
名前は名乗るな

その二つだった。

「名前…何でですか」

「お前、死にたくねーんだろ」

「はい」

「だったら名乗るな」

やっぱり、怪しい。
名乗っちゃいけない仕事なんて
絶対人様に言えないやつじゃん。

「文句あんのか」

太々しい私をギロリと睨むそれは
堅気のそれではない…

「ありませーん」

あえて名乗らなきゃいけない事もないし
まぁいいや。
今、外を出歩くのも危ないし
提示されたルールは私にとっても好都合だ。
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