龍瞳ーその瞳に映るもの
スタッフオンリーの札が貼った木の扉を
おそるおそる開いてみると
そこは従業員の出入り口に繋がる
通路がありその通路の途中、
荷物が無造作に置かれたスペースがある。
そこなら身を隠せる。

物音を立てないようにそのスペースに
忍び込んだ。

ここなら男の人にも追いかけてくる
あの人達にも誰にも見つからない。

朝まで身を隠していれば
さすがにあの人達も諦めるだろう。

木の湿った匂いを我慢すればいい。

そう思うと安堵のため息がでた。
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